こんにちは。
うさぎのごんたとこうたと暮らしているまにゃんです。
うさぎと生活をはじめて、まだ4年程度の新米うさ飼いです。
そんな私がなぜ年齢の近いオスの多頭飼いを決断したのかをテーマに記事を書きます。
決断した日
決断したのはごんたの2歳の誕生日でした。
ごんたにとっては最悪の誕生日プレゼント。
専門店の営業時間が始まってすぐに電話をしました。
ごんただけで物足りなかったのか
否。
むしろ、ごんたのことが好き過ぎて頭がおかしくなっていました。
ごんたは出会った時から私の心をわし掴みにし、天性の可愛さと賢さを振りまいていました。
ごんたがいなくなったら確実に重度のペットロスに陥ると懸念した私は、未来の自分の精神を保つために2羽目を迎え入れる決断をしました。
決断してもなお葛藤する
実は決断する前から気になるうさぎがいました。
私が迎え入れる決断をしたときに、まだお店にいたらこの子にしようと思っているうさぎが…。
ただ気がかりだったのは、そのうさぎはオスだったのです。
ごんたもオスで、そのうさぎもオス。
私は雌雄はこだわりがない人間ですが、さすがにどの飼育書を読んでもオス同士は危険、相性最悪、仲良くなる可能性が極めて低い、と書かれていました。そもそもうさぎの多頭飼いの時点で、しない方が良いとの記述が多くありました。今でこそ、海外の多頭飼い文化が日本に来ていますが、2〜3年前でさえ、多頭飼いは推奨しないのが日本のうさぎ文化だったのです。理由としては、海外では屋外で飼育しているケースが多いことや、そもそもの家の広さが日本と比較して広いこと、一方で日本はせまい部屋で飼育するケースがほとんどであり、縄張りがかぶってしまうことが多頭飼いを推奨しない理由だと思われます。
そんなこんなで未来の自分の精神を保つために迎え入れる決断をしても、本当に実現可能なのかを考え始め、決断ができていない状態が続きました。
何に悩んでいるのかを明確化すること
ごんたが好き過ぎて、多頭飼いを計画し、情報収集と勉強をはじめた私が、なぜあのごんたの誕生日に最終決断できたのか。
それは結局のところ、考えても仕方がないことを考えていたことに気づいたからです。
代表例が
・仲良くできるかな
・ケンカしないかな
・スプレーしちゃうかな
・去勢しないといけないかな
・ストレスで体調悪くならないかな/死んじゃったりしないかな
・へやんぽ(お部屋の散歩)の時間が減って、ごんたが怒ったりしないかな
でした。
そもそものスペック、つまりいざとなったら離して飼える部屋の確保だったり、日々の掃除などの時間的余裕だったり、通院などの金銭面での心配は皆無だったのです。
つまり私が心配していたのは、
心配して何かを変えられる現実ではなく、まだ起こってもいないことを考えていたのです。
そして全てごんたのことを心配する悩みでした。
私は未来のごんたが幸せであることを望んでいました。
そこからまた「そもそものうさぎの生態」を勉強し直しました。
本当の決断、そしてはじまり
うさぎの生態を勉強し直した私は、ついに決断をします。
ここで勉強したことや考えたことは現在でもよく思い出します。
現在のカイウサギのルーツとなるアナウサギは、社会性のある生き物である。うさぎは単独行動を主としているが、ワーレンを形成し、そこにはオス同士もいる。雌雄はそれぞれ厳しい上下関係が存在するが、普段の生活の中では上下関係は存在しない。彼らが上下関係を意識するときは、穴の位置決め、天敵から狙われているとき、繁殖をする場合である。つまり、普段の生活において、飼い主である人間が優位に立つことにより、うさぎが「折り合い」をつけることも可能ではないか。
そして、私が選んだうさぎであるならば、仲良くできるのではないか。
↑最後の一文は「類は友を呼ぶ」理論です。
必要だったのは飛びこむ勇気
私が多頭飼いを考えはじめて決断するまでに必要だったことは
多頭飼いという新しい世界に行くための「飛びこむ勇気」、
そして、何があっても自分を奮い立たせられる「自分なりの考え」があることでした。
何かに挑戦しようとするとき、多くの人が自分自身に邪魔をされます。
自分以外の何かに「できない理由」を当てはめて、同じところに居続けようとします。
やりたいことなら、できない理由を探してないで、できる方法を見つけ出せばいいのに。
うさぎは生き物です。
挑戦の気持ちだけではどうしようもないことが起こります。しかし、どんなことが起きようとも、飼い主である自分が全て受け止め、うさぎが幸せになるよう全力で対応するという意志が必要です。
余談
私はいまでもごんた1羽だったら…と考えることがあります。ただ、2羽でこそ見える世界も多くありました。人間はないものねだりをしたがる、隣の芝は青く見える。1羽だった世界は他のパラレルワールドの私に譲って、私は現在のごんたとこうたのいる生活を大いに楽しむことにします。