うさぎと暮らすデメリット5選

rabbit

うさぎさんと暮らしてみて、実際にデメリットを感じたことをまとめてみました。

①時間が束縛される

 大抵のうさぎは朝晩の2食のごはんを食べます。また、うさぎは食糞をするので、ごはんをあげる時間をなるべく同じにしてあげることで、体内のリズムを整えてあげます。提供時間をなるべくズラさないように心がけているため、朝は休日でもしっかりと起きて、夜は遊んでいても必ず定刻には帰る生活になります。

 他にも長期間の旅行はためらいがちになります。今ではうさぎ専門のペットホテルもありますが、年末年始は予約でいっぱいになることも多いです。
「人間の1日=うさぎの6日」と思うと…やはり私はためらってしまうのが本音です。

②経費がかかる

 うさぎは生きものです。人間と同じように食費、医療費、日用品費、雑費などなど結構お金がかかります。
 定期的なグルーミング(爪切り、ブラッシングなど)も自宅で行えればいいですが、行えない場合は専門店や動物病院で行うことになります。また、定期検診は私は3ヶ月に一度受診していて、何かあればその都度お金がかかります。他にも避妊・去勢手術の費用もあります。日々のペットシーツ、トイレ砂など多くの消耗品ももちろん、野菜の費用もバカになりません。

③場所が必要

 うさぎを飼育するスペースはもちろん、運動できるスペース、物を収納する場所の確保が必要になります。うさぎは横方向の動きをしますので、床面積が広い方が良いでしょう。
 また、うさぎの物品はかなりの品数があるので収納スペースは必須です。特に牧草はかさばりやすく、且つ災害時にはうさぎの物資はほとんど供給されないため、3ヶ月分は余裕を持って暮らせるように常にストックする必要があると思われます。

 余談ですが、私はケージの上に物を置くことをおすすめしません。
 というのもケージは上に物を置くように出来ていないからです。もし、うさぎの上に落ちてきたら…と考えると、ゾッとします。また、うさぎはケージの上に跳びのることが容易に出来ます。ケージの上もうさぎの侵入場所として捉えているため、かじられると困るものは決して置かないようにしましょう。思わぬ事故の元になります。

④こまめな掃除が必要

 うんこは部屋中に撒く、おしっこはスプレー(周辺に撒く)する・トイレから外す、なんてのはよくあります。トイレの場所を覚えさせれば完璧になる個体もいますが、うさぎ本人も気づかぬうちにうんこをポロポロしちゃう個体も多くいます。うんこは丸いため、コロコロ転がっていきます。うさぎが遊んでいる最中に蹴ってしまって棚の隙間に入ってしまうこともあります。おしっこに関しては、スプレーが激しい個体だと浴びまくってる飼い主もいるそうな。幸い、うちのうさぎさんはスプレーはほとんどしませんが、トイレに乗ってお尻が出てることはよくあり、トイレの下に吸水マットを敷いています。
 しかし、うんこやおしっこなんて正直序の口。本当に大変なのは「毛」です。うさぎの毛は上質でとっても軽くすぐにふわふわ浮いてしまいます。一度服に着くと全てを取りきれません。コロコロ(粘着シート)も何度転がすんだと思うほど転がします。うさ飼いの必須アイテムです。年に2度ある換毛期は毛の地獄と化します。また、棚の裏や隙間、ケージの意味の分からないところに付着します。部屋が汚いだけならまだしも、うさぎが毛を食べ過ぎてしまうと病気になり、とっても苦しみます。そして死に至るケースもあります。掃除は定期的にしましょう。

我が家ではケージの水での丸洗いが月1回(日々の掃除は毎日)、部屋の中の家具を全部出しての掃除を月1回。通常の床の掃除は換毛期は毎日、それ以外は2日に1回行っています。洗剤はうさぎへの影響がわからないため、使わないようにしています。正直、大変です。

⑤エアコンが常に稼働する

 基本的にイエウサギの祖先はアナウサギです。元々日本の生き物ではありません。日本の生き物でないってことは、日本の気候に適した体の作りにはなっていません。高温多湿の地域にこんなに毛がもさもさの生き物って、おかしいですよね。
 もうお分かりでしょうが、温度・湿度管理が必要になります。つまりエアコンはほとんど1年中稼働することを余儀なくされます。季節の移り変わりを気温や湿度で感じさせることは大事です(換毛がきちんと誘発される)が、夏日にエアコンなしは可哀想です。夏場にダウンジャケット着てるのと同じです。人間のように衣服で体温を調整しませんし、換毛するって言っても、毛の密度は変わらないので着たきりと一緒です。また、うさぎは汗をかいて体温調整ができないので、風を当てても意味がありません(気化熱なんて起きません)。空気自体を冷やす・温めるしか方法はありません。
 寒さは毛があるので平気なようですが、例えば雪が降ったから外に出して遊んだりすると、たまにお腹を冷やして体調が悪くなるうさぎもいますし、そもそもアナウサギは夏は涼しく、冬は暖かい穴の中で暮らしているので、多少の暖房は必要な気がします。冬場のケージは意外に寒く、うさぎも体温があがるほど動かないので体温の維持がしづらいと思われます。

 他にも空気清浄機も稼働することになる(うさぎの匂いよりも牧草の匂いが気になる)と思うので、電気代は多少なりともあがることは覚悟しなければなりません。

まとめ

 他にも虫が出てきたときに化学物質系での攻撃ができなかったり(うさぎが吸うかも!)、匂いの出るお香や柔軟剤を控えたり(キツイ匂いで死んだうさぎがいましたね)、今まで普通にやっていたことに制限が出てくる可能性があります。もちろん、お金もかかるし、時間もたくさん取られます。それでもうさぎを飼いますか?