エンセファリトゾーン症になっちゃったうさぎ〜10病日目

rabbit

↑この記事は上記の動画を元に作成しております。
この回から発症1週間を過ぎたので期間を空けての動画・記事にしています。

あらすじ

 2021年5月31日にエンセファリトゾーン症を発症したうさぎのごんた。急性期リハビリを行うことで少しずつ動きと自我を取り戻している。しかし、発症1週間目の通院にて依然として神経症状が強いことを指摘され、投薬追加となる。また体重が病前より200g減少し、これ以上痩せるのは危険と判断され強制給餌の指示をもらう。リハビリの指示も改めてもらう。
 そして、仕事を急遽1週間休んだため、今日から出勤となった飼い主。一度だけ半日留守番体験をさせていたが、果たしてうまくいくのか。
 ごんたと私の最大の山場はまだあったようだ。

ごんたの生命を維持するために必要なこと

・体重減少を止める
・体重を増やすために、出来る限り食べさせる
・リハビリの指示はもらったけど、それは二の次だと思われる

食事内容とメモ

表記の目安:
 早朝→6時頃
 朝→8時頃 
 昼→12時過ぎ  
 夕方→18時頃(体重測定) 
 夜→20時頃
 夜中→22〜23時頃

6月7日(発症8日目)
 前日の体重1426g。
 今日の体重1382gに減少。
食事内容:
 朝:ペレット6g
 昼:ハービィケア10ml
夕方:ペレット牧草10本
 夜:ペレット2g、野菜(セロリ、パクチー、ケール、ブロッコリースプラウト)、オーツヘイ
 夜中:ペレット(夜の残り)、ハービィケア10ml
 全体の水分量:120ml
 盲腸糞:なし

6月8日(発症9日目)
 前日体重1382g。
 今日の体重1377gと減少。
食事内容:
 朝:ペレット5g
 昼:ペレット3g、ハービィケア10ml
 夕方:ペレット1g、ペレット牧草2本、パパイヤ5本 
 夜:ペレット食べず、野菜(セロリ、ケール、大葉)
 夜中:ペレット5g、ハービィケア10ml
 全体の水分量:100ml
 盲腸糞:なし
ペレットの総量を増やした。しかし、連続では5gしか食べられなくなった。

6月9日(発症10日目)
 前日の体重1377g。
 今日の体重1374gと減少。
食事内容:
 早朝:盲腸糞を見つける。すぐさま食べさせる。
 朝:ペレット5g
 昼:ペレット2g、ハービィケア10ml
 夕方:ペレット3g(今までのペレットが食べられなくなってきたので、うさぎの極みへ変更)
 夜:野菜(小松菜、大葉、ケール)、ペレットは食べない
 夜中:ペレット5g、ハービィケア15ml
 全体の水分量120ml
ペレットを1g、ハービィケアを5ml増量する。

 本当は水分が多い野菜よりもペレットやハービィケアを食べてほしいです。ペレットがどうしても食べられない時間帯が発生してしまうので、野菜をあげています。ごんたはペレットよりも野菜が大好き。ストレスが溜まっている今だからこそ、食の楽しみを奪いたくないと思いました。

リハビリについて

 体重減少が止まらないため、獣医師から指示はもらったが、最低限のリハビリのみに切り替えました。まだ一人では立てない、座れない、身体のコントロールが難しい状況です。しかし言い換えれば、誰かがいれば行える、もしくは寄りかかれるものがあればできる、ということでした。そして、時間をかければ何とかできるレベルになっていました。少なくとも悲観するようなことは何も起こっていません。

 少し前から、足が滑らないようにゴム性のマット(食器用)を敷いてリハビリを行なっています。
 ご褒美があるとリハビリもやる気が上がるので、おやつではなくペレットなどのごはんをだすことにしました。また牧草の食べも悪く、盲腸糞が出なくなったため、ペレット牧草を併用してみました。牧草も量が食べられないので歯が伸びてきているようです。元々ごんたは小顔で伸びやすい傾向があるので食べない中でも気をつける必要があります。この時はすでにペレット牧草も咀嚼するのに時間がかかっていました。おやつや野菜でお腹いっぱいにならないように気をつけました。
 ごはんの時に、ペレットを先に食べると時間がかかりすぎていました。食べているうちに疲れてきてしまい、野菜まで食べられなくなるので、前と同じように野菜から順番に食べさせることにしました。野菜は水分が多いからカロリーを摂らせるには不向きだと十分に分かってはいます。それよりも何も食べなくなる方を避けたかったです。
 ペレットは分食(1回の食事を数回に分けて食べさせること)をしました。ペレットだけ食べるのは大変なようでした。しかし、体重減少がおさまらないので、ペレットをトリーツとして与えることにしました。これ以上、ごはんの回数を増やすのは、私の時間及びごんたのお腹の状態を考えると適切ではないような気がしました。
 病気をしてから音に敏感になってリハビリに集中できないことがありました。音に負けずに集中してほしいので、好きなおやつも一緒に配置することもありました。味変はごんたには必要だったようです。カロリーが足りないので動いてはいるけど、さらに下半身は筋肉が落ちてほっそりしました。でも、これ以上のリハビリを少なくするのは得策とは思えませんでした。ごんたは部屋んぽの時間を楽しみにしています。キャリーの中で寄りかかりながらも立ちあがろうとしていました。

まとめ

 強制給餌を始めたからといって、すぐに体重が増えるわけではないと分かっていました。すぐに栄養が取り込めるようになるわけではないことも。
 ごはんは無理強いすると本当に食べなくなってしまう時があります。何とか気を紛らわせて、何でもいいから口に入れる習慣を残しておきたい。栄養価的にはハービィケアの高カロリー食を食べてもらいたいけど、そればかりだと味に変化がなくすぐに飽きてしまいます。できるだけ、長期的にカロリーを摂取してもらえる方向に考えました。
 いまは盲腸糞すら作れない体になっているところから、少しずつ体重以外の中身の改善がされてきた頃だと思いました。焦らずに、じっくりとごんたを観察し、最善の方法を考えよう。考えるしかない。