↑この記事は上記の動画を元に加筆して作成しております。
あらすじ
2021年5月31日にエンセファリトゾーン症を発症したうさぎのごんた。現在、投薬治療と体重増加、リハビリを行なっている。もらっている薬を飲み切ったら一旦投薬治療は終了となる。強制給餌に戻らないように体重を維持、増加しなければならない。お腹の調子は戻ってきており、盲腸糞がみられるようになってきた。少しずつ体の内部から良くなってきている実感がある。
ごんたの体のために必要なこと
・体重の管理(現在1300g後半、目標1600g)
・できる限りペレットを食べさせる、新鮮な盲腸糞を食べさせる(自分で食べられないため)
・リハビリの継続(目標:自分で好きなところに行けるようになる)
・鬱滞に注意(Ezの再発に繋がるため)
全体としての体調
食欲は随分と戻ってきており、この頃はこうたの野菜まで食べるようになりました。ペレットは1日20g〜23g、水分量110ml前後、エンハンサーや大麦、エン麦、野菜、少しのおやつを食べています。投薬治療は継続中。ソアホック気味の足にもパナズーを塗布。体重は、病前1600gから病後1週間で1300gまで落ち、最近は1400g前後をキープしています。盲腸糞は毎日2〜3回出ていました。時間も安定してきていましたが、少し時間がズレると私が間に合わずお尻のみならず全身汚くなる時もありました。
6月25日からは5回〜7回に分けていた食餌を思い切って、ペレットだけ朝晩の2回に減らしました。1回ずつの食事量が取れてきていたからです。最初は1回のペレット(10g程度)で食べ終わるのに朝は2時間、夜は野菜もあったので3時間かかりました。そのため、野菜の時間を夕方にずらしました。野菜はごんたが一番楽しみにしていた食餌だったので、中止はしませんでした。
6月27日からはごんたは壁を利用して盲腸糞を食べようとしていました。落としてしまったり、ベタベタにしてしまうこともあるけど、3分の1くらいなら自分で食べれていそうでした。残りは私がキャッチして食べさせました。
この頃からは体重が1400g台を常にキープできるようになりました。盲腸糞で汚れた日の次の日は必ずと言っていいほど体重が減少しました。盲腸糞はそれほど大事な栄養素の塊なんだと実感しました。
リハビリについて
走る練習も続けていました。毎日、朝、昼、夕方、夜中の4回行いました。以前と変わらず、全身の筋緊張の調整、静止して座る練習、頭をコントロールする練習、ジャンプして着地する練習、走る練習と代わり映えはしません。しかし、少しずつ粗大運動(大きく体を動かす運動/走る・ジャンプ)はコントロールできるようになってきました。足の麻痺も少しずつ改善しているようで、引きずっていたものが少しずつ左足と揃えられるようになってきたり、走ると内側に入りやすかった足が少し外側に着地できるように足がコントロールできるようになりました。そのため、右後ろ足小指側のソアホックも改善してきました。体重のかけ方が変わったことで、改善したと思われました。
右側の壁を使って立ち上がったり、左半身の毛繕いが行えるようになりました。右側の壁がないと倒れてしまうので、右側の毛繕いはできませんでしたが、私が支えてあげれば自分でやろうとしていました。
そして、今まで気づかなかったのですが、右の耳かきができないことが最大のごんたの悩みになっていたように思います。どうにかして、もう少し後ろ足の麻痺を改善して耳に届くようにしてあげたいと思いました。移動できるようにするだけが、生活の質をあげる全てではありません。
まだまだ課題は山積みでした。
できるところから、少しずつ。
根気のいるリハビリが必要でした。
まとめ
盲腸糞が体重維持の鍵でした。私は常に盲腸糞に気にかけ、朝起きたらまずはごんたの盲腸糞探しから始めていました。仕事の合間に、帰ればまた盲腸糞探し。仕事から帰れば、また盲腸糞探し。少しでも遅く帰ってしまうと、盲腸糞でベタベタのごんたがいて、そのときの申し訳なさと食べさせられなかった悔しさがありました。盲腸糞は本当に大事。